座っているのが辛い腰痛の人が気をつけるべきこと

もともと腰痛があり、長く座っていることができない。

30分も座っていると腰が怠くなってきて、立ち上がって歩きだそうとした時に痛くてすっと立ち上がれない。

最近は、座っていて腰が痛くなってくるまでの時間もだんだん短くなってきていて腰痛が悪化してきているのが自分でもわかる。

座っていると腰が痛くなる方は多いのではないでしょうか？

座っていて腰が痛くなる人は何が悪いのでしょうか？

立っている姿勢、座っている姿勢、横になって寝転んでいる姿勢では、座っている姿勢が一番腰に負担がかかります。

では、座っていて腰が痛くなる原因には、どのようなことが考えられるのか

1、座っている時間が長い
画像のようにデスクワークで長い時間座っていると背骨を衝撃し負荷から守ってくれている椎間板は血管組織が少ないので血流不足になりやすいです。
背骨、その周りの筋肉を動かすことで血流の供給が行われるようになっています。

2、座る姿勢が悪い
人の背骨は、くび、背中、腰を合わせて24個の骨が積み重なり、s字状に湾曲していることで背骨を守ってくれているのですが、腰を丸めて座っていると湾曲が崩れて背骨に負担がかかってしまいます。
人間の背骨は3つの湾曲があることで100％の強度で守ってくれているのでカーブが2つで50％、1つのカーブで20％と段々強度が落ちていきます。

3、椅子の高さが合っていない
一度、会社や自宅の机や椅子の高さが自分の体形にあっているのか計算してみてはどうでしょうか
理想的な机の高さ＝身長×0.25－(0~2）㎝
理想的な机の高さ＝身長×0.25－(0~2）㎝＋身長×0.183－(0~2）㎝

1、仕事中に立って歩くのは難しいかもしれませんが、1時間以上は座り続けないように3～5分歩いたり、動くことで血流や姿勢の悪さが1度リッセトされ
るので気を付けましょう。

2、腰の背骨の部分は軽く前方方向に湾曲しています。
腰が丸まらないように背もたれと腰の間にクッションなどを入れて腰の湾曲をたもたれるようにするのも1つの解決方法です。

3に関しては椅子の高さがあっていない場合は高さなどを調整できる場合はしてみてください。

自己回復力の破綻

座り方、椅子を調整しても腰痛が良くならなければ自分での回復は難しいかもしれません。

傷んだ筋肉、筋膜、靭帯は自分の力で通常は回復できるのですが、座り方が悪い状態を長年続けていると冷え、血流の悪化、睡眠不足、過労、栄養不足などの原因が重なると免疫力が落ちて自分では回復できなくなり、腰を曲げる、伸ばす、同じ姿勢で座っているなど普通では痛みを感じない動作や姿勢で痛みを感じやすくなります。

このような状態になると自分での回復は難しく筋肉、筋膜、靭帯などの組織が傷むスピードと修復のスピードのバランスが崩れて、傷むスピードのほうが上回るので患部が治らなくなります。

患部の治療

痛みがおこるのは痛みが起こっているところと悪い姿勢が問題だからです。

痛いところが良くなっても姿勢が良くならなければ同じところに負担がかかります。

患部の治療を行わずに姿勢を整える運動やストレッチを行っても治療の効果は持続せず、いい姿勢が定着しません。

ですから治療と合わせて姿勢を整える運動する必要があります。

整体と鍼治療

整体の治療では筋肉、筋膜を整えることで背骨、関節への負担を和らげて血流が改善することで組織の修復を行います。

痛みが頑固な場合や痛みが長引いている場合などは体の深い部分の筋肉や靭帯が悪くなるため直接患部を刺激できる鍼治療のほうが効果的に痛みを改善することができます。

当院の鍼治療の特徴は、一切ツボや経絡と言ったところには鍼(はり)は打ちません。

なぜなら30年以上の経験から痛みの治療ではツボや経絡と言った東洋医学的な考えの治療をしても効果がないという結論に至ったからです。

当院では運動解剖学を基に痛みやしびれの治療を行うのが特徴です。

患部が良くなっても姿勢が良くならなければ痛みの改善が難しい

痛みがある程度、改善したら姿勢や体の動かし方のクセを整えます。

姿勢は脳、神経、筋肉がコントロールしているので治療だけで姿勢が良くなることはありません。

長年の姿勢やクセは治療をするだけではすぐに元に戻ってしまいます。

ですから治療も行った上で姿勢の効果が持続して、いいし姿勢が定着するようにストレッチや運動を行う必要があります。

このような状態になると姿勢の改善だけでは、症状の改善は難しいかもしれません。またマッサージや痛み止めの薬を飲んでいても症状が改善しないとお悩みの方もご相談ください。

当院は完全予約制です
保険診療のような手軽な施術ではありませんが、一人一人の患者さんに向き合い、特別な施術を行っています。

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