最近、仕事で物を持ったり、携帯を見ていると10分も経たないうちに肩から肘にかけて痛くなるので、病院に行っくと肘、肩、首のレントゲン検査を受けることになった。
肩、肘はレントゲン画像では問題なく、首の骨の隙間が狭くなっていたので、「ここが原因だね」と言われ病院のリハビリに通って、首の牽引と電気と温めてもらっていたけど、思うように症状が改善しない。
最近は、服を脱いだり、着たりするのも痛くなり、仕事で商品の出し入れをすることが辛くて、仕事にも支障が出るようになりだした。
通勤の際、自転車に乗っていると、段差などの衝撃でも肩が痛い。
最近は、携帯を見ていると10分どころか、3分でも痛くて辛く。
良くなるどころか、症状は悪くなるばかり。
このまま良くならないのではと不安。
荷物の上げ下ろしや運ぶことができなくなると、アルバイトなのでクビにならないか心配で、気持ちはあせるばかり。
昔お世話になっていた鍼灸整体院の先生のことを思い出し、鍼灸院で診てもらうことにした。
丁寧に問診と触診をしてくださり、「これは首の問題ではないと思いますよ」と言われ、私の頭の中が?
「しっかり伝え、しっかり聞いてくれ、身体を調べてくれる治療院や病院選びをしましょう!」
この方のように腕の痛みは、首の問題で起こる場合と、肩、肘を動かす筋肉や関節が原因で起こる場合があります。
患者さんは、痛みを感じているところを悪いと思っていますから痛みの根本を間違われないためにも、患者さん側も漠然と腕が痛いというのではなく、「どう動かしたら痛むのか、どのような時に痛むのか」を明確に伝えることが大切です。
首、肩、肘とレントゲン検査をして、肩や肘にレントゲン検査では異常がなく、たまたま首の隙間が狭くなっていたりすると、首の問題を指摘されることもあるかもしれません。
これとは逆に、肩や肘が痛いと思っていても、首の問題で痛みが起こっていることもあります。
このような事が起こるのは、レントゲン検査だけに頼った診断などにも問題があると思います。
近では、痛みの原因は、骨ばかりでなく、筋肉や筋肉を包む膜(筋膜)などが原因で、痛みやシビレが起こっているのでないかと、医学界の中でも、そのような疑問の声が出てきています。
現在、医師が中心となって設立された「MPS研究」という研究チームや、関西医療大学の黒岩恭一教授が、この研究の第一人者として研究、治療が行われています。
このように、筋肉、筋肉を包む膜(筋膜)の異常から起こる、痛みやシビレなどの症状を「筋膜性疼痛症候群」、トリガーポイントといいます。
「筋膜性疼痛症候群、トリガーポイント」とは
長時間、同じ姿勢での仕事
無理な姿勢
同じ動作の繰り返し
デスクワークなどの座り仕事
など、繰り返し筋肉に負担をかけ続けると、過剰に負担がかかった状態となり筋肉痛として生じ、通常、数日程度で自己回復します。
しかし、さらに筋肉に負担をかけたり、血行不良の状態が続くと自己回復できなくなり、筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントが発生し、痛みやシビレの症状が相当激しいものとなり、更には痛みやシビレが広い範囲や離れた場所にも現れます。
また、この筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントの複雑なところは、痛みを感じている場所が痛みの原因ではない事で、痛みの原因となっている場所から離れた場所に痛みを感じます。
しかし、残念ながらこのような事は、まだほとんど知られていない為、多くの場合は、他の病気と間違われていたり、適切な治療が行われていないのが現状です。
このどこにでもありふれた病気でありながら、その存在をまだまだ知られていないことから、間違った治療や対処法で不必要な手術が行われていることもあります。
治療方法
痛みやシビレの原因となる筋膜性疼痛症候群やトリガーポイントは、当院で行われている手技による筋膜リリース療法という筋膜の癒着を剥がしていく方法と、トリガーポイント療法という鍼治療で行う方法で痛みやシビレを改善できます。
治療院選びにも注意!
間違った対処法や処置を受けないに為にも治療院選びも大切になります。病院では血液検査やレントゲン検査で身体の状態を調べますが、整体院や鍼灸院、整骨院では、そのような検査が行えないため、問診、身体の状態を調べる動作の検査が大切になります。次のような治療院での施術はご注意ください。
・問診をろくに行わない
・身体の状態を詳しく調べない
・痛い所だけを聞いて即電気、即マッサージ
なかなか痛みの改善がなく、お悩みの方は間違った対処法により症状が改善していないのかもしれません。そのような方は当院に一度ご相談ください。
当院は完全予約制です
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