お風呂で滑り、手をついてこけてしまった。
痛みから、なかなか起き上がることが出来ず、しばらくその場で倒れたままだった。
やっとの思いで起き上がったけれど、腕を挙げることができない。
その日の夜は、ズキズキ疼いて寝ることが出来なかった。
次の朝、顔を洗おうとすると顔まで手をもっていくことが出来なくて、タオルを絞り顔を拭いた。
服を脱いだり着たりすることも一苦労で、洗濯物を干すのも痛くて干せないので、慣れない左手を主に使うと思うようにはかどらない。
こんなに痛いのに旦那は全く手伝ってくれないので、イライラして腹が立ってしょうがない。
フライパンを持つのも痛くて、料理をするのも思うようにはかどらない、お風呂に入っても頭や身体を洗うのが痛くて、一日が終わると本当に疲れてしまう。
寝てても寝返りをすると痛みで目が覚めることもあるし、熟睡できなくて寝不足ぎみでしんどいし・・・
病院でレントゲン検査をしてもらったけれど骨折もなく骨に異常はないと言われ湿布を貼ったり、出された痛み止めを飲んで一週間ほどで、夜のズキズキ疼く痛みは治まってたけれど、腕を挙げることができない。
薬がなくなったので、病院に行き全く腕が挙がらないと先生に伝えると、痛み止めを飲んで様子を見るようにといわれたけれど、こんな生活がいつまで続くのか不安で、いったい何処に行けばいいのか・・・
肩を痛めてしまうと想像以上に日常生活に支障をきたし、主婦の方や、手を使う仕事の方だとほんとうにお困りだと思います。
この様に転倒した際に手をついてしまったり、肩を強打してしまうと骨に異常がなくても、骨の周囲にある筋肉、靭帯、関節包といった組織に損傷が起こり腕が挙がらなくなることがあります。
肩腱板断裂(いわゆる肩のスジが切れた)
転倒して手をついたり、肩を強打した時に多く発生します。腱板とは肩関節を安定させる働きをもった4つの筋肉の総称です。この腱板が切れていることがあり、腱板はレントゲン検査では写らないため、正確な診断のためにはMRI検査が必要です。
また、腱板は50代~60代では、自然に切れていることもあります。使い過ぎや、老化から腱が弱くなり切れやすくなります。ですから、ケガなどのはっきりした原因がない場合でも、日常生活の中で腱板断裂が起こることがあります。
60代以上では、4人に1人は起きていると言われますが、そのうち6割の人は症状が現れないという報告もあります。
腱の断裂の度合いや、症状によっては手術が必要な場合もあります。
「当院が肩の痛みでお悩みの方に行う施術と運動でのアプローチ」
この様に骨に異常がない、腱板の断裂があったとしても当院では、骨周囲にある筋肉、靭帯、腱などに着目した施術を行います。
肩の関節は、複雑な機構をしているため一旦、肩を痛めてしまうと肩甲骨や肋骨の動きが低下したり、筋が硬くなって、肩の動きや安定性に影響するため、痛めた筋肉をマッサージするだけではなかなか回復しません。当院では運動療法を用いて
肩関節の柔軟性や動き、安定性を取り戻し、施術との両面からアプローチすることで症状の改善を行っています。
また、腱板の断裂があっても、症状によって施術と運動療法での回復は可能です。