初めは車の運転をしていて、車から降りて歩き出すとお尻の付け根が突っ張って歩きにくさを感じていたけれど、2~
3分もゆっくり動いていると引きつり感が無くなるので一時的なことだろうとあまり気にしていなかった。
最近は、自宅の椅子に座ってテレビを見ていると、立ち上がる時もピキッとした痛みで立ち止まってしまうことが増えてきている。
そのうち治るだろうとそのままにしていたら、毎日の日課となっているウォ―キングから帰り、自宅の階段を昇ろうとすると「ピキッ」とした引きつる痛みで階段が昇り辛い。
酷い日には、ウォ―キングをしていると途中で痛くなり予定のコースを切り上げて帰ってくることもあり、ウォ―キングに行くのも段々辛くなってきて、病院に行くと坐骨神経痛だと言われた。
この様に、お尻や太ももの裏が引きつったような痛みで病院に行くと坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどと言われることが多
いのですが、痛みの原因は必ずしも神経が圧迫されたり、椎間板ヘルニアで坐骨神経痛の症状が起こる訳ではありません。
坐骨神経痛とは
坐骨神経は、人体の中で最も太い神経であり、腰からお尻、太ももの後ろ側を通り、枝分かれしながら足のつま先までつながっています。
下半身のこの坐骨神経の通る道沿いに、特にお尻や太もも後ろ側に痛みが出現することを「坐骨神経痛」と呼びます。
「坐骨神経痛」は、なぜ起こるのか?
坐骨神経痛はひとつの症状であり、病気の名前ではありません。
お尻から太ももの後ろ側が痛くなる症状を指し、その原因は様々です。
腰椎椎間板ヘルニアによって腰の神経(坐骨神経の出発点)が圧迫されて症状が出る場合や脊柱管狭窄症と言われる骨
の問題で起こる病気があると神経が圧迫されて,足のシビレや痛みが起こると言われています。しかし、現在では臀部か
ら足にかけての痛みや痺れ、引きつるような痛みは、筋肉、靭帯、筋膜などの組織の問題でも起こることが分かってき
ています。
このような病気を筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントといいます。←詳しくはコチラをどうぞ

坐骨神経
坐骨神経は、腰の第4、第5腰神経と第1、2、3仙骨神経から構成されています。
緊急性や検査が必要な危険因子について
発熱
癌の病歴がある
原因不明の体重減少
夜間安静時の疼痛
ステロイド使用(圧迫骨折)
このような症状がある場合は、ガンの骨転移、化膿性脊椎炎などの疑いがあるため専門医での受診をお薦めします。
排尿障害
尿が漏れる又は出ない、便が漏れる又は出ないなどの排尿障害という症状がある場合は、緊急性を要する場合があるので、足のシビレや痛みに伴ってこのような症状がある場合は、病院での精密検査をお薦めします。
麻痺
足に麻痺が認められる場合などは、脊椎の病気や腫瘍などの可能性も考えられるため精密検査をお薦めします。
手術を考えている、薦められている方、なかなか改善しない座骨神経痛、椎間板ヘルニアの方へ
上記のような危険因子がない場合、座骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など診断されたとしても、筋肉、
筋膜、靭帯、骨膜などの骨や関節周辺の組織を筋膜リリース療法、トリガーポイント療法という施術で改善できる可
能性があります。
このブログを読んで頂いた方に覚えておいてほしいことは、今まで当たり前のように言われてきた座骨神経痛、腰椎椎
間板へルニア、脊柱管狭窄症からおこる足の痛み、シビレなどの神経症状は、必ずしも起こる訳ではありません。
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などと診断され手術を考えている、勧められている方は、一度、筋膜
リリース療法、トリガーポイント療法を試してみてはどうですか!
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