買い物に出かけていて途中で電動自転車の電池が切れてしまい、真夏の暑い日に鉄の塊のような電動自転車を20分も自宅まで押して帰ることになってしまい、家に着いた頃には暑さでフラフラになってしまった。
翌朝、起きると左のくびから肩、肘、腕の先までが痛くて、初めは昨日長い時間電動自転車を押したから筋肉痛だろうと思っていた。
その日の夕方には、肘から先の腕、親指、人差し指、中指が痺れと痛みで、じっとしていてもジンジン痛くて、耐え難い鈍痛、くびを左右に回してたり、上を向くと腕に強い痛みと痺れが出て、くびも動かせない。
痛みでなかなか寝付かれず、夜中に何度も目が覚めた。
病院でレントゲン検査を受けると、レントゲンを見せられ、この尖ったところ見せますか?
背骨が変形していて、これが神経に当たって痛みや痺れがあるんですよと言われ、リハビリ室で電気とマッサージ治療を受け、痛み止めの薬と湿布をもらい帰宅。
しばらくリハビリに通うように言われたので、約一か月間治療を受けてたれど首から腕の痛みと痺れが一向に収まらない。
インターネットで色々調べていると、ある政治家の方が、私とまったく同じ症状で手術すると書いていた。
それを見て、手術しか方法がないのかと心配になった。

頚椎の構造
くびの骨は7つあり、頭の重さは通常、体重の成人で約5~7㎏程度(約10%)だと言われています。その重さが寝ている時以外、常にくびに負担がかかりつ続け、頭の位置が前後にずれるとより大きな負担が生じます。
簡単に説明しますと、頚椎(頭を支えているくびの骨)の中心部には、脊髄という脳から運動神経や感覚神経の束が通っていて全身へ広がっていき、または体から脳へ様々な情報を伝える役割を果たしています。
頚椎症性神経根症
腕や痺れや痛みが現れる病気は非常に多肢に渡ります。このうちくびの骨を支えている頚椎(くびの骨)が老化現象によって変形することで神経を刺激し、片側の腕や手、肩に症状が現れる疾患を「頚椎症性神経根症」といいます。
腕の痛み、シビレにプラスして下記のような症状がみられる場合は、レントゲン検査だけでなくMRI検査などの詳しい検査を行う必要がありますので、専門医での受診をオススメします。
歩行障害
足を前に出しにくい、速く歩けない、歩行がぎこちないなど
膀胱直腸障害
尿や便が漏れる、出にくいなどの排泄の機能障害が現れる。
手足の知覚障害
手足の感覚の以上が生じる、刺激に対して痛みを感じない、皮膚表面などを触られていも感覚がないなど
当院の施術の特徴
病院のレントゲン検査やMRI検査で、頚椎の変形から起こる肩や腕の痛みやシビレの症状に対して、姿勢や動きの癖などを
詳しく調べ、くびに負担をかけている原因を突き止めた上で、体の不適切な動きを改善する施術と運動で痛みを根本的に改
善しています。
たとえ骨に問題があったとしても歩行障害、知覚障害、排尿障害などの危険因子がなければ、筋肉、筋膜、靭帯などの骨の周りにある組織にアプローチする筋膜リリース療法、トリガーポイント療法という施術で症状の改善を行うことができます。