
大阪市鶴見区 放出腰痛センター 腰痛、坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、股関節の痛みの鍼灸整体院
朝起きて、何となく腰が怠いなと思っていたけれど、よくある事なので気にしていなかった。
トイレを済ませて、顔を洗おうと腰をかがめた瞬間、腰に激痛がはしり、その場から動けなくなってしまった。
洗面台に手をついて、カラダに力が入らないようにじっとしていた。
痛みで冷や汗がダラダラ出てきて、なんとか動こうと腰に力を入れた瞬間、激しい痛みで動けない。
リビングにいる妻を呼び、痛みに耐えながらカラダを支えてもらい、なんとかリビングにたどり着き、ソファーで横になる事ができた。
このようにギックリ腰になると、激しい痛みで動くのが辛いと思います。
ギックリ腰とは
正式には急性(突発的)腰痛と言います。
激しい痛みからドイツ語でHexenschuss「魔女の一撃」と言われています。
重い物を持っておこることもありますが、「朝の洗顔時、前かがみになった瞬間」、「座っていて立ち上がる瞬間」、「くしゃみをした瞬間」「カラダを軽く捻った瞬間」など普段ならなんともない動作で起こることも少なくありません。
ギックリ腰だからと言って必ずしも重いものを持ったからなるという訳でもありません。
重い物を持って起こるギックリ腰は、外力によって組織の損傷がおこった事が考えられます。
では、なぜ軽微な動作であんなに酷い腰痛が起こってしまうのでしょうか。
それは、繰り返し加えられた慢性のストレスによって普段から腰に負担をかけた生活が、一気に破綻して急性腰痛として出現する場合が多いと言われています。ですから慢性の腰痛を抱えた方がギックリ腰になるケースも少なくありません。
ギックリ腰になったら安静が第一か?
では、ギックリ腰はどうやったら早く良くなるのでしょうか?
私は施術歴28年になるのですが、私がこの仕事を始めたころ、ギックリ腰になると安静にして寝ていると言うのが常識でした。
現在では、安静にしていないで、耐えうる痛みの範囲で日常生活をおくる群と、じっと安静に寝ている群のほうでは、耐えうる痛みの範囲で日常生活をおくる群のほうが日常の生活に早く復帰できる研究が報告されています。
ギックリ腰になった時、温めるべきか冷やすべきか
ギックリ腰になった時、温めるべきか、冷やすべきか迷うと思います。
ギックリ腰になったからといって必ずしも炎症があるとは限らず、炎症があるかないかの見極めは、じっとしていてもズキズキ痛む、患部が赤く腫れている。
動いて痛いからといって炎症があるとは限りません。
じっとしていてズキズキ痛む、患部が赤く腫れている=炎症の可能性あり
動いた時だけ痛む=炎症の可能性なし
一般の方が判断するのは難しい場合がありますので、基本的には温めたり、冷やしたりしないのが賢明かもしれません。
下手な対象法をしなければ、それ以上悪化させることはないからです。
通常のギックリ腰は、対処法を間違えなければ、一週間から10日もすれば徐々に症状は改善してくるものです。
ギックリ腰にならないために
上記に書いたように、重たい物を持って外力によって起こるギックリ腰と軽微な動作で起こるギックリ腰では、後者の方は日常の生活習慣が影響している可能性があります。
椅子に座っている時間が長い、同じ動作の繰り返し、中腰の姿勢が多い、姿勢が悪いなど、このような動作や姿勢を改善することでギックリ腰のリスクや慢性の腰痛改善に繋がる可能性があります。

正しい座り方とは
背もたれのある椅子に深く座り、背中、腰をつけます。両足の足の裏は床に着けます。
・背中が丸まっていない
・腰が反ったり、丸まっていない
・股関節と膝がほぼ直角
・足の裏が地面、床についている
適正な椅子の高さ
身長×0.25-(0~2㎝)
身長160㎝の人の場合
160㎝×0.25-(0~2㎝)=適正な椅子の高さ40~42㎝
同じ姿勢で長時間座り続けていると腰、お尻、背骨への衝撃を和らげるクッションの働きをしている椎間板へのストレスを高め腰痛の原因になるため、一時間に一回は立ちあがり3分ほど動くようにし、腰へのストレスをリセットしましょう。

中腰での荷物の持ち方
両膝をまげ、しゃがんだ姿勢で、荷物をカラダの中心に近いところに位置します。
背中が丸まらないように、腰、背中を伸ばし、お腹に力を入れ膝から立ち上がります。
このような姿勢を身につけ、日頃から物を持つようにすることで腰への負担を大幅に減らすことができます。

悪い姿勢が腰に負担をかけていることもあります。
背骨
私達の背中には24個から背骨があります。頚椎(クビ)の骨7個、胸椎(背中)12個、腰椎(コシ)5個とそれぞれに分かれ構成されています。
背骨は、緩やかなカーブをしていて、カーブしていることで衝撃を吸収するような構造になっています。これを脊椎の生理的湾曲と言います。

姿勢が悪いと腰に負担をかける可能性があります。
猫背姿勢と反り腰
猫背姿勢になったり反り腰になる事によって背骨の生理的な湾曲が崩れる
猫背姿勢
通常、腰痛は前弯(緩やかにお腹側にカーブ)しています。
猫背姿勢になると骨盤は背中側に倒れ、腰椎の前弯が崩れ腰に負担がかります。
反り腰
反り腰の姿勢では、骨盤が前方に倒れるため腰椎の前弯がきつくなり過ぎ腰にストレスがかかります。
姿勢の乱れに関して、自力での改善は難しいです。
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントをご存知ですか?
このように座り方、荷物の持ち方を改善しても、定期的にギックリ腰になる、慢性の腰痛が改善しない場合、姿勢の改善、骨盤、関節の歪の改善、筋肉、筋膜といった軟部組織を施術する必要があるかもしれません。
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントは、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などから起こる足の痛みやしびれ、関節の変形から起こるとされる膝痛、肩痛、腰痛などと間違えられやすいです。
筋膜性疼痛症候群は、専門の医師にさえ知られていないのが現状で、間違った対処法を受けているのが現実です。
筋膜性疼痛症候群、トリガポイントとは
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントという名前は、あまり聞きなれない名前かもしれませんが、この病気の存在は、世間や医療従事者にもあまり知られていません。
普段の生活の中で、重い物を持ったり、無理な姿勢、同じ姿勢、同じ動作の繰り返しで筋肉に負担をかけたりすると筋肉に過剰な負担がかかります。
筋肉への過剰な負担は、いわゆる「筋肉痛」として起こります。
通常、数日で回復すると思うのですが、過剰な負荷が繰り返されたり、冷えや、血行の悪い状態が続いたりすると筋肉が回復できなくなります。
この状態が筋膜性疼痛症候群になった状態です。
筋膜性疼痛症候群は、一般的な筋肉痛とは違い、激しい痛みやしびれが生じ、この病気は、全身のあらゆる場所に生じます。
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイント
が原因で生じる症状によく似た病気
こんな診断を受けて悩んでいませんか?
・緊張性頭痛
・偏頭痛
・頚椎症
・頚腕症候群(クビ、背中、腕の痛みやしびれ)
・胸郭出口症候群(腕の痛みやしびれ)
・五十肩
・肩関節周囲炎
・テニス肘
・ゴルフ肘
・手根管症候群
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・腰椎すべり症
・糖尿病性神経障害など
・めまい(非回転性)
・しびれ感
・生理痛
・排尿時痛、肛門痛など
当院で姿勢の改善、骨盤、関節の歪、筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントに対して、手技を用いたり、鍼灸での施術を行っています。
ギックリ腰、慢性の腰痛でお悩みなら Y´sボディーケア整体 Y´sはりきゅうへご相談ください。
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