
40歳代 女性 職業:デスクワークの方の症例
仕事は、デスクワークで一日の大半は座りっぱなし。
1年ほど前から座って仕事をしているとお尻の付け根に違和感を感じる程度。
徐々に痛みを感じるようになり、半年程前から耐えがたい痛みに変わってきた。
クッションが柔らかい椅子だと多少は痛みがましだけれど硬い椅子だと痛みが酷い。
車で出かける時、1時間を超えるところに行く時は、シートに座っていても痛くて、車で遠出したくない・・・
右のお尻の付け根が痛いので、痛くなると右側のお尻を少し浮かせたり、痛いところが当たらないようにお尻を前にずらせて座っていると腰も痛くなってきて・・・
変な姿勢で座っているとダメだと思い、お尻の下に引く衝撃を和らげるクッションのようなものを購入して使ってみると少しは痛みが和らいだけれど、根本的に痛みが無くならない。
お尻のストレッチも毎日がんばっているけれど良くならない・・・
最近は、階段を昇ったり、走るとお尻の付け根が痛くなって、症状は悪くなるばかり・・・
デスクワークの方がこのようにお尻の付け根が痛くなると辛いですね。
組織の癒着
デスクワークの仕事の方の場合、座っている時間が長いため、画像の坐骨結節といういう部分が長時間の圧迫のストレスを受け続けています。また 筋肉やその部分に足に向かって走行する坐骨神経があるため、筋肉と神経がくっついて動きが制限されるため痛みを起こす事があります。
また筋肉と筋肉とがくっついて痛みを発することもあります。
このように筋肉と筋肉がくっついたり、神経と筋肉とがくっつく事を癒着といい、滑りが悪くなることで痛みを起こす事があります。
画像部分でよく癒着が起こります
画像左側が坐骨結節といってお尻側の足の付け根を触ると硬い物に触れると思います。
その周辺で筋肉と筋肉とが癒着を起こしたり、画像右側の黄色い部分が坐骨神経で、その周辺にある筋肉と癒着を起こす事があります。
癒着を起こす原因
・同じ部分の繰り返しの圧迫
・打撲などのケガなどによる炎症
・同じ動作の繰り返し、同じ姿勢の繰り返しから筋肉を過度に使用など
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイント
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントという名前は、あまり聞きなれない名前かもしれませんが、この病気の存在は、世間や医療従事者にもあまり知られていません。
普段の生活の中で、重い物を持ったり、無理な姿勢、同じ姿勢、同じ動作の繰り返しで筋肉に負担をかけたりすると筋肉に過剰な負担がかかります。
筋肉への過剰な負担は、いわゆる「筋肉痛」として起こります。
通常、数日で回復すると思うのですが、過剰な負荷が繰り返されたり、冷えや、血行の悪い状態が続いたりすると筋肉が回復できなくなります。
この状態が筋膜性疼痛症候群になった状態です。
筋膜性疼痛症候群は、一般的な筋肉痛とは違い、激しい痛みやしびれが生じ、この病気は、全身のあらゆる場所に生じます。
この筋膜性疼痛症候群は、専門の医師にさえ知られていないのが現状で、間違った対処法を受けているのが現実です。

手技での施術
癒着を起こしている筋肉と筋肉、筋肉と神経などを見つけ出し一つ一つ丁寧に手で剥がしていきます。
この手技は特殊な技術が必要になります。
鍼灸での施術
鍼を使って癒着を起こしている場所、筋膜性疼痛症候群やトリガポイントが生じている部分に鍼を行っていきます。
当院では、ツボに鍼を打つのではなく、西洋医学を元にした極めて現代的な鍼灸施術を行います。
病院で骨には異常がない、痛み止めの薬やマッサージでは良くならない。
坐骨神経痛、梨状筋症候群、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症だと言われ手術は行いたくない、薬や痛み止めの注射ばかり嫌だ
、どこに行っても良くならないとお悩みの方は、Y´sボディーケア整体 Y´sはりきゅうにご相談ください。