電車で毎日、1時間かけて会社に通勤している。
電車に乘って15分もすると足の親指がジンジンしびれてくる。
初めは、しびれだけで、たいしたことないと思っていたら、太ももの外側から脛にかけて痛みだした。
そのうち治るだろうと、放置していると痛耐えがたい痛みになってきて、通勤するのも大変な状況になってきた。
通勤するのが辛くて、どうしようも無くなってきたので病院でレントゲン検査をしてもらうと骨には異常がなく「痛み止めの薬」で様子をみましょうと言われた。
痛み止めの薬を飲むと少しは和らぐけれど時間が経てば痛みを繰り返しまったく症状が良くならない。
心配になり大きな病院でMRI検査を受けると椎間板ヘルニアだと言われた。
そんなに痛いのなら注射をしましょうと言われ、痛み止めの注射をしてもらったけれど、1日~2日経てば症状がぶり返してくる。
2週間後に来てくださいと言われ、診察の際に症状の改善がないことを告げると手術を勧められた。
腰は痛くないのに、椎間板ヘルニアが原因だと言われたけれど、私は素人だから詳しいことは分からない。本当に手術しか方法がないのだろうか?
いきなり手術しか方法がないと言われるとビックリすると思いますし、仕事も休まないといけないし、入院をするとなると大変だと思います。
このような症状で病院での検査を受けると椎間板ヘルニアが見つかり、薬や痛み止めの注射で症状が改善しないと手術をすすめられることも少なくありません。
実は椎間板ヘルニアがあるからといって足がしびれたり痛みが起こるとは限りません。
腰椎椎間板ヘルニアについて
腰椎椎間板ヘルニアの危険信号
膀胱障害(尿が出にくい、残尿、尿失禁)の症状があれば、直ちに手術が必要になりますので当院での施術の適応ではありません。
腰椎椎間板ヘルニアは、自然に消失することがあります
腰椎と腰椎の間にあるクッションのような役割をする椎間板というものがあります。
椎間板の中心部には髄核と言うものがあり、その周囲には繊維輪という組織があります。
髄核が線維輪から外にはみ出した状態を椎間板ヘルニアといいます。
この飛び出した髄核を白血球のひとつであるマクロファージ(大食細胞)が異物とみなし食べてしまい、自然に症状が改善することもあります。
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイント
椎間板ヘルニアからおこるとされる坐骨神経痛症状の足の痛みやしびれは、筋肉、筋膜(ファシア)が原因で、このような症状を併発していることが少なくありません。
長時間の同じ姿勢(座りっぱなし、立ちっぱなしなど)、同じ動作の繰り返し、過度にスポーツをするなどの使い過ぎから筋肉にコリや組織の癒着という現象が起こります。
この筋肉のコリや癒着が回復しないでいると痛みやしびれを引き起こします。
このような現象は通常、自己回復により数日、週週間で回復しますが、過剰な負荷が繰り返されたり、冷え、血行不良などから筋肉が短期間で回復できなくなります。
この状態を筋膜性疼痛症候群、トリガポイントと言います。
筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントは、相当激しい痛みやしびれを起こしますので椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などの神経が圧迫されて起こるとされる病気と混同されることが少なくありません。
この事は、医療関係者にもあまり知られていないのが現実で、間違った対処法で症状の改善が見られないことが多々あります。
この筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントは、筋肉、筋膜(ファシア)にたいして特殊な手技や鍼灸を用いて施術を行えば、手術をしないでも足の痛みやしびれを改善できる可能性があります。
この筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントは、筋肉を揉むマッサージでは改善しません。
痛みやしびれの原因となっている筋肉を見つけ出し、癒着を起こしている部位や異常な部位を見つけ出しアプローチをする必用があります。
鍼灸でのアプローチ

鍼は、髪の毛のほどの細さの物を使用し、筋肉、筋膜(ファシア)などの異常部位を見つけ出し、そこに鍼を打っていきます。
鍼は全て使い捨ての物を使用しますので、感染症などの心配もありません。
当院の鍼灸施術はツボに鍼を打つのではなく、現代医学的考えを元に筋肉、筋膜(ファシア)へのアプローチを行っていきます。
手技でのアプローチ

手による手技では、筋肉、筋膜(ファシア)、神経、血管の癒着部を見つけ出し、指で組織を剥がしてい行きます。
組織を剥がすと聞くと痛そうなイメージがあるかもしれませんが、ほとんどが無痛です。
当院では、坐骨神経痛、手術しか方法がないと言われた椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などから起こる足の痛みやしびれの問題に対して、医療界でもあまり知られていない筋肉、筋膜(ファシア)が原因で起こる筋膜性疼痛症候群、トリガーポイントにたいして専門の施術を行っています。
当院が所属する一般社団法人日本整形内科学研究会(JNOS)ホームページはコチラ
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