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ストレートネックの原因てなに?

2023.05.09. 更新

ストレートネックは、スマホクビとも言われています。

このようなストレートネックはなぜ起こるのでしょうか?

長い時間スマートホンを操作しているとスマートホンの画面を見るのに画像のようにうつむいた状態になります。スマホクビ&ストレートネック

このような姿勢になると頭は前方に傾きます。

クビの重心は元々少し前方にあるので、常に前に転がり落ちるような作用が働きやすくなっています。

スマートホンを見ている姿勢はクビの後ろ側に負担がかかりやすく、クビの後ろ側の筋肉は頭を支え続けていて常に過剰な負担がかかり、筋肉は緊張しやすい状態です。

それに加えて頭の重さが4㎏~5㎏あり、頚椎(クビの骨の事)の太さに対して頭の割合が大きいと言われていて、前方に出た頭の位置が5㎝前にズレるとクビへの負担が2倍、クビの角度が15°曲がると2倍になると言われています。

ストレートネック
クビの骨は7個あり、それがブロックのように積みかさなっています。

左の画像のように正常なクビでは軽く前方に緩やかに彎曲してしていることで頭の重さや、クビにかかる衝撃から守ってくれています。

右の画像はトレートネックになったクビです。

長い時間スマホを見ていると下方向(矢印の方向)に重力がかかるため、クビの彎曲が崩れて常に曲がろうとする力が働き、クビの湾曲が真っすぐな状態となりクビの後ろ側の筋肉はいつも過剰に働くことになり緊張が強くなります。

このような姿勢で毎日、生活していると筋肉の緊張が強くなったクビには負担がかかります。

姿勢は猫背で巻き肩で慢性的にコリが出来て血液循環が悪くなり、肩こり、背中の痛み、目の奥の痛み、頭痛などが起こるようになります。

後頭部には頭の位置を安定的に保つために大切な後頭下筋群(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)という4つの筋肉があります。
大後頭神経
ストレートネックになり、後頭下筋群が過剰に働くと顎を突き出したような姿勢になります。

この後頭下筋群が過剰に働き過ぎているのでその筋肉を緩めて、クビの前にある椎前筋という顎を引くような動作に働く筋肉も引き延ばされているので、椎前筋がしっかりと働くようにする必要があります。

ストレートネックになると後頭部の筋肉が緊張しているので頭痛が起こりやすくなります。

後頭下筋の周辺から神経が出ていて、後頭部に枝分かれしながら神経が出ているのですが、筋肉が過剰に緊張すると神経の緊張も高まりますから頭痛や神経痛などの原因になります。

ストレートネックを改善するには後頭下筋群のコリを緩めた上で、椎前筋(クビの前側にある筋肉)がしっかりと働くようにする必要があります。

よく整体で姿勢を整えると言いますが、姿勢をコントロールしているは脳や神経、筋肉なので筋肉を緩めたり整えるだけでは、長年の生活で身に付いた姿勢などのクセは直ぐに元に戻ってしまいますから使いすぎている筋肉は「治療とストレッチ」で緩めて、使えていない筋肉を「使えるように動かします」。

運動やストレッチの目的は筋肉を鍛えることではありません。

肩こりやストレートネックを良くすることのなで、関節や背骨、筋肉の動きや柔軟性を良くし、機能を回復させるための運動やストレッチが必要になります。

ストレートネックから起こる辛い肩こり、頭痛などは姿勢が良くなっていなければ、またすぐにコリが起こるので、当院では治療と合わせて姿勢などのクセをよくすることで効果的に痛みを改善できると思っています。

見た目にも悪いストレートネック、猫背、巻き肩を治療と運動で効果的に改善しませんか。

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