姿勢や体を整えるエクササイズ

「運動不足」が脳と体に与える意外な影響

〜正しく動ける体は“脳”からつくられる〜

「最近、なんだか姿勢が悪くなった気がする」
「つまづきやすくなった」
「思った通りに体が動かない」

そんな体の変化、実は「筋力の低下」だけが原因ではありません。
体をうまく動かせなくなる背景には、“脳”の働きの低下があるのです。

脳と体は、じつはいつも会話している

私たちの脳は、いつも体からの情報を受け取りながら動きを調整しています。

手や足が今どこにあるのか

体がどちらに傾いているのか

どのくらいの力で動かしているのか

このような情報を受け取ることで、脳は「今、体がどんな状態か」を把握し、適切な指令を出しています。

これが、いわば**脳の中の「体の地図（ボディスキーマ）」**です。

でも、運動をしないと、この情報のやりとりが少なくなってしまいます。
すると脳の「体の地図」はぼやけ、体の動きが雑になったり、姿勢が崩れたりするようになります。

筋トレと「感覚を鍛えるトレーニング」は違う

よく「運動＝筋トレ」と思われがちですが、筋肉を鍛えるだけでは正しく動ける体にはなりません。

筋トレは「力を出す」ための練習

感覚を鍛えるトレーニング（ボディスキーマの強化）は、「どう動かすか」「どこにいるか」を脳に教える練習

つまり、筋トレが“エンジンの馬力”を高めるものだとしたら、
感覚トレーニングは“運転技術”を高めるものです。

車にパワーがあっても、ハンドル操作が乱れていたら事故が増えるように、正しい感覚や姿勢がなければ、筋肉を活かすこともできません。

運動は、体だけでなく「脳を活性化」させる最良の方法

体を動かすことは、筋肉を刺激するだけではありません。
脳に刺激を送り、「感じる」「考える」「動かす」という大切な機能を保ち続けるためのカギなのです。

とくに当院では、体の痛みや動かしにくさに対して、

姿勢や動作を整えるピラティス

感覚を取り戻すトレーニング

必要な筋力を支える運動

を組み合わせ、“感じて動ける体”を取り戻すサポートを行っています。

いつまでも若々しく動ける体は、「筋力＋感覚＋姿勢」から
運動が苦手な方でもご安心ください。
無理な筋トレではなく、「体の使い方」や「感じ方」を整える、やさしいけれど脳に効くトレーニングからはじめられます。

姿勢が気になる方、動きに不安を感じる方は、ぜひ一度体験してみてください。
運動には玄理原則があり、それを理解せず行っても効果が現れにくかったり、逆にマイナスになることも考えられます。

大切なのは分析、評価、適切な運動を提供すること

当院で行うことは患者さのお体を詳しく調べた上で、姿勢やカラダのクセや動作の分析を行います。分析にはプロの目が必要となります。
・姿勢の分析
・クセの分析
・関節、背骨の硬さ柔軟性を分析
・一人一人に適切な運動の提供

分析　→　評価　→　適切な運動の提供

これが出来ないと効果的な運動で体を変えていくことは難しいです

例えば、腹筋運動が必要な患者さんがYouTubeをみて背筋運動をしていても効果がないのは当たり前のことで、逆に体を痛めることになりかねません。
安易な運動は危険です。

姿勢改善のエクササイズの一例

🟠 ステップ①

「筋トレやストレッチをがんばってるのに、なかなか痛みが良くならない…って感じていませんか？」

🟠 ステップ②

「多くの方が“筋肉が弱いから痛いんじゃないか”と思っているんですが、実は筋肉そのものじゃなくて、“脳と筋肉の連携”がうまくいってないことが多いんです。」

🟠 ステップ③
「体の動きって、ただ筋肉が勝手に動くんじゃなくて、脳が“どの筋肉をどう使うか”っていう指令を出して、初めて動けるんですね。
でも、痛みが長引いていたり、姿勢が崩れていると、その脳からの指令が正しく届かなくなっているんです。」

🟠 ステップ④

「だから必要なのは、“鍛える”だけじゃなくて、脳と体の連携を取り戻すためのトレーニングなんです。
当院では、ただ筋肉を強くするだけじゃなくて、動きを感じて、コントロールする力を取り戻すことを大事にしています。」

●補足イメージ（例えるなら…）
スマホに電波が届いていないと、どれだけ高性能でも使えませんよね？
人の体も同じで、筋肉を強くする前に、まずは正確な“信号（脳からの情報）”を届けることが大切なんです。

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