脳と関節をつなぐ:固有受容エクササイズ(全6ステップ)
肩関節の痛み、腰痛、肩こり、股関節の不調に悩む方へ
この運動は、単に「筋肉を伸ばす」のが目的ではありません。
関節のセンサー(固有受容器)を刺激して、脳からの命令が100%伝わる状態(関節の中心化)を作ることが目的です。
「股関節・背骨・肩甲骨」の連動性を引き出し、バラバラだった体の動きを一つに繋げることで、長年の不調を根本から改善へと導きます。
1. CAT & COW(脊柱の分節運動)
【5回行う】
- 【やり方】 四つ這いで息を吐きながら背中を高く丸め、吸いながら軽く反らせます。
- 【脳への刺激】 背骨24個のブロックを「下から1個ずつ順番に」動かす練習です。
- 💡 コツ: 背骨を「脳でスキャン」するように。神経の通り道を整えます。
2. ロックバック(股関節のヒンジ)
【5回行う】
- 【やり方】 背中を平らに保ったまま、お尻をゆっくり踵(かかと)へ引いていきます。
- 【脳への刺激】 腰を固めたまま「股関節だけ」を正しく動かす命令を脳に送ります。
- 💡 コツ: お尻を引くときに背中が丸まると信号が途切れます。深い折り畳みを感じましょう。
3. 4スタンスストレッチ(重心特性の調整)
【片側3回】
- 【やり方】 重心タイプに合わせ、関節を動かしやすい角度に整え、軽く力を入れます。
- 【脳への刺激】 脳が最も安心するポジションを知り、神経の無駄な力みを解除します。
- 💡 コツ: 「スッと力が入りやすい角度」を探すのが、自分専用の回路をONにするポイント。
4. ラテラルシフト(左右の体重移動)
【左5右5回行う】
- 【やり方】 肘を伸ばしたまま、体を真横にスライドさせ、左右の手へ交互に体重を乗せます。
- 【脳への刺激】 肩甲骨を正しい位置に安定させ、肩の「中心化」を促す訓練です。
- 💡 コツ: 乗った側の手で「床を強く押し返す」ことで、肩甲骨が背中に張り付きます。
5. テールワッグ(背骨の横しなり)
【左5回右5回行う】
- 【やり方】 右の踵を覗き込んで右脇腹を縮め、次に左を覗き込んで左脇腹を縮めます。
- 【脳への刺激】 普段サボりがちな背骨の「横方向」の神経回路を再起動させます。
- 💡 コツ: 覗き込む方の脇腹にギュッと「シワ」を寄せる感覚で、反対側を伸ばしましょう。
6. 四つ這いサークル(多軸的な動作の統合)
【片側5回ずつ】
- 【やり方】 右肩→右股関節→左股関節→左肩と、4点を滑らかに通過して円を描きます。
- 【脳への刺激】 全ての動きを繋げ、股関節・背骨・肩甲骨を完全に連動させる総仕上げです。
- 💡 コツ: カクつく場所は脳からの命令が届いていない死角。そこを特にゆっくり通りましょう。
