長く歩くと股関節がだるくなる・痛くなる理由|最初は平気なのに長く歩くとつらい人へ
2026.02.06. 更新
はじめに:なぜ「後から」股関節がつらくなるのか
「朝の散歩の最初は調子がいいのに、帰り道になると股関節の前側が痛くなってくる」 「ショッピングモールで買い物をしていると、だんだん股関節の横がだるくなって、足が上がりにくくなる」
このような、歩行の「後半」に現れる股関節の違和感や痛みに悩んでいる方は少なくありません。
病院を受診しても「年齢のせいですね」「少し変形が見られますが、様子を見ましょう」と言われ、湿布や痛み止め、あるいは「筋力をつけるために歩きなさい」というアドバイスに戸惑いを感じている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ここで一つ冷静に考えてみていただきたいことがあります。
もし「変形」や「年齢」だけが痛みの直接的な原因だとしたら、一歩目から同じように痛むはずではないでしょうか。
なぜ、最初は平気なのに、時間が経つにつれてつらくなってしまうのか。
そこには、あなたの「体の使い方のクセ」と、股関節を支える「体幹」の連動性が深く関わっています。
当院では、単に「どこが痛いか」を見るのではなく、「なぜその痛みが、そのタイミングで起こるのか」という因果関係を解き明かすことを最も大切にしています。
1. 「どこが痛いか」よりも「なぜ負担が集中しているか」
股関節の悩みを持つ方の多くは、「股関節の前側が詰まる」「横の骨のあたりが響く」「お尻の奥がだるい」といった特定の場所の痛みを訴えられます。
もちろん、痛みの場所を確認することは重要ですが、それ以上に私たちが重視するのは「動作の分析」です。
一言で「股関節が痛い」と言っても、その背景は人によって千差万別です。
歩行時に出るのか
階段の昇り降りの際か
椅子からの立ち上がり、車の乗り降りか
どの動作で、どのタイミングで症状が出るのかを詳しく紐解くと、股関節に過剰な負担がかかっている「真の理由」が見えてきます。
多くの場合、痛みが出ている場所は、いわば「被害者」です。
本来であれば、骨盤や足首、そして体幹が分担して受け止めるべき衝撃や負荷を、股関節がたった一つで引き受け続けてしまった結果、限界を超えて「だるさ」や「痛み」というサインを出しているのです。
2. 知っておきたい「体幹」と「股関節」の本当の関係
ここで非常に重要なのが「体幹」の位置づけです。
「体幹を鍛えましょう」と聞くと、腹筋をガチガチに固めるようなイメージを持つかもしれませんが、当院が考える体幹の役割は全く異なります。
体幹は、体を固めるための重石ではなく、**「股関節や脚がスムーズに動くための自由な土台」**です。
股関節は、体の中でも非常に可動域が広く、本来は「大きく動くこと(動的役割)」に長けた関節です。
一方で、体重を支える「安定させること(支持的役割)」も求められます。
もし体幹の支えがうまく働かず、骨盤の動きが不安定になると、股関節はこの「動く役割」と「支える役割」を、同時に、しかも高いレベルで引き受けざるを得なくなります。
歩き始めのうちは筋肉の余力でカバーできますが、歩行距離が伸びるにつれて筋肉は疲弊し、支えきれなくなったところで違和感やつらさが表面化します。
「体幹が弱いから痛い」のではなく、「体幹が土台として機能していないために、股関節が働きすぎている」。
この捉え方の違いが、その後のケアの方向性を大きく左右します。
当院では、股関節の不調を一時的な現象ではなく、これまでの生活習慣からの「連続したプロセス」として捉えています。
その因果関係を整理すると、以下のようになります。
生活習慣・日常のクセ:座りっぱなし、あるいは特定の歩き方のパターン。
同じ動作の繰り返し:毎日何千歩と繰り返される、偏った体の使い方。
体幹の支え方の偏り:無意識に体のどこかを固めたり、あるいは力が抜けすぎたりする。
骨盤・股関節の不安定化:土台が揺らぐことで、股関節の収まりが悪くなる。
周囲への負担集中:お尻、太もも、股関節周囲の筋肉が過度に緊張する。
歩行後半のつらさ:筋肉の緊張が限界に達し、血流が滞り、痛みやだるさとして感知される。
このように、「変形しているから痛い」という結果だけを見るのではなく、そこに至るまでの「過程」にアプローチすることが、スムーズな歩行を取り戻すための近道であると考えています。
4. 運動やストレッチの「落とし穴」
股関節がつらい時、「もっと動かして柔らかくしなきゃ」「筋力をつけなきゃ」とストレッチやスクワットを頑張る方が多いですが、ここには注意が必要です。
体は痛みや違和感があるとき、無意識にその場所を保護しようとして「かばう動き」を選択します。
この状態で無理に運動やストレッチを繰り返すと、脳はその「不自然にかばった状態の動き」を、正しい動きとして上書きしてしまいます。
これを運動生理学の視点では、誤ったパターンの**「運動学習」**と呼びます。
「良かれと思ってやっている運動が、実は負担を固定化させてしまっている」というケースは少なくありません。
「動かせば良くなる」という運動ありきの考え方ではなく、まずは「正しく動かせる状態になっているか」を見極めることが先決です。
5. 当院のアプローチ:土台を整え、動きを再教育する
当院では、以下の順序を大切にして、股関節の悩みを持つ方をサポートしています。
① 徹底した動作分析
まずは、歩き方や立ち居振る舞いの中から、なぜあなたの股関節に負担が集中しているのかを整理します。
痛みの場所だけでなく、体幹の働き具合や足首の柔軟性など、全身の連動性をチェックします。
② 鍼灸(トリガーポイントへのアプローチ)
股関節の動きを制限し、重だるさの原因となっている筋肉の緊張をターゲットにします。
お尻や太もも、股関節周囲にある「トリガーポイント(過敏になったポイント)」に着目し、鍼を用いて筋肉の緊張を緩め、神経の興奮を落ち着かせます。
これにより血流が改善しやすい状態を目指し、組織の回復をサポートします。
③ 整体(つながりの調整)
痛い場所だけを揉みほぐすのではなく、体のつながり全体を整えます。
股関節と体幹がスムーズに連動し、特定の場所にばかり負担が偏らないようなバランスの取れた状態をつくることを目的としています。
④ 体の使い方(モーターコントロールの改善)
筋肉を単に「鍛える」のではなく、**「モーターコントロール(運動制御)」**を向上させる練習を行います。
モーターコントロールとは、脳から筋肉への指令を最適化し、体をスムーズに動かすための神経のコントロール能力のことです。
体幹・骨盤・股関節・足部の連動性を呼び覚まし、使いすぎている筋肉を休ませ、動きの選択肢を増やすことを目指します。
結びに:また楽しく歩ける体を目指して
「長く歩くと痛む」という症状は、あなたの体が「今の使い方では限界だよ」と教えてくれている大切なサインです。
画像診断で「変形がある」と言われたとしても、それがすべての原因とは限りません。
大切なのは、現状の動作を見極め、なぜ特定の場所に負担が集まっているのかを整理すること。
そして、痛みを取ることそのものをゴールにするのではなく、**「股関節が無理なく動き、体幹と連動しやすい土台」**をつくり上げることです。
当院では、トリガーポイント鍼や整体を用いて、まずは運動やストレッチを効果的に行える体の土台を整えることを重視しています。
そのうえで、日々の体の使い方を少しずつ調整していくことで、股関節への負担が減り、再びどこまでも歩いていけるような軽やかな感覚を取り戻すお手伝いをいたします。
一人で悩まず、まずはあなたの「歩き方」や「動きのクセ」を一緒に見直してみませんか?
大阪市鶴見区放出で股関節の痛みでお悩みの方は、ワイズボディケア整体、ワイズはりきゅうへお気軽にご相談ください。
\ご予約・お問い合わせはこちらから/
★LINE限定トライアルキャンペーン★
40% OFF
LINEからのご予約・お問い合わせは
こちらから
- ラインからご予約して頂いた(※初回のみ)方に限り整体料金40%OFF
- LINEアカウントをお友達追加していただくことで、本キャンペーンを適応させていただきます。
