歩いているとだんだん膝が痛くなる人へ|最初は平気なのに痛む理由
2026.01.26. 更新
膝は「動きをつなぐ役割」を担う関節
膝は、股関節と足首の間で体重を支えながら、力を伝える役割を持つ関節です。
歩行、階段の上り下り、立ち座りといった日常動作の中で、常に負荷を受け続けています。
さらに膝は、単純な曲げ伸ばしだけでなく、
わずかな回旋や位置調整を含みながら、
股関節や足首と連動して動いています。
この連動がうまくいっていると、
負担は体全体に分散されやすくなります。
一方で、どこかの動きが小さくなると、
膝がその分を引き受けやすくなると考えられています。
なぜ「途中から」膝がつらくなるのか
歩き始めは問題ないのに、
時間が経つにつれて膝がつらくなる背景には、
動作を繰り返す中での体の使われ方が関係しているケースがあります。
生活習慣の中で
→ 同じ動作・同じ体の使い方を繰り返す
→ 股関節や足首の動きが少しずつ小さくなる
→ 太ももやふくらはぎなど、膝周囲の筋肉に負担が偏る
→ 歩行を続けるうちに、膝がつらくなりやすい状態になる
このような流れが、
「途中から痛くなる」膝につながると考えられています。
特に、膝を安定させようとして無意識に力が入り続けている方ほど、
動きが小さくなり、負担の逃げ道が減りやすくなります。
「年齢」や「変形」だけで説明しきれない理由
膝の痛みを
「年齢のせい」
「軟骨がすり減っているから」
と説明され、不安を感じる方も少なくありません。
しかし一般的に、
同じような画像所見があっても、
痛みの出方や感じ方には個人差があるとされています。
当院では、
膝にどれくらい負担が集中しているか、
動作の中で力がどのように伝わっているか、
といった視点が重要だと考えています。
痛みの原因を考えるときに大切な視点
動作を分析し、負担の理由を整理する歩き方、体重の乗り方、
股関節や足首がどのように動いているか。
これらを分析することで、
なぜ膝に負担が集中しているのかが見えてきます。
この分析をもとに、
今の体の状態に合った施術や、
体の使い方の調整、
必要に応じた運動やストレッチを選択していきます。
やみくもに同じ運動やストレッチを続けるのではなく、
**「今、何を整えることが優先なのか」**を考えることが重要だと当院では考えています。
運動やストレッチについての考え方
運動やストレッチ自体を否定する必要はありません。
ただし、痛みや違和感がある状態では、
体は無意識にかばう動きを覚えやすくなります。
その状態で運動やストレッチを行うと、
本来使いたい動きではなく、
かばった動きのまま運動学習が進んでしまうケースがあります。
そのため、
「運動すれば良くなる」という運動ありきの考え方が、
誤解につながることがあると考えています。
当院の考え方と順序
当院では、
まず動作を分析し、
体を使いやすい状態に整えることを大切にしています。
目的は、
痛みを取ることそのものではなく、
正しい動きが出やすい土台をつくることです。
その分析結果をもとに、
施術、体の使い方の調整、
必要に応じた運動やストレッチを選択します。
鍼灸・整体・体の使い方について
鍼灸
トリガーポイントを基準に、
太もも・お尻・ふくらはぎなど、
膝の動きに影響しやすい筋肉に着目します。
筋肉の緊張を緩め、
神経の興奮を落ち着かせ、
血流を改善することを目的としています。
整体
痛い場所だけをほぐすのではなく、
体のつながり全体を整え、
動きやすく、負担が偏りにくい状態を目指します。
体の使い方や動きを整えるエクササイズ
鍛えることを目的とせず、
股関節や足首を含めた動きの連動を思い出し、
動きの選択肢を増やすことを大切にしています。
ここで重要になるのが、
**モーターコントロール(体をスムーズに動かすための神経のコントロール能力)**です。
動きの質が整ってから取り組むことで、
正しい使い方とともに力が身につきやすくなると考えられています。
まとめ
歩いているとだんだん膝が痛くなる背景には、
膝だけでなく、体全体の使い方が関係しているケースがあります。
不安を煽る必要はありませんが、
動作を見極め、
なぜ膝に負担が集まっているのかを理解することが、
これからの対策を考える上で大切だと当院では考えています。
大阪市鶴見区放出で膝の痛みでお悩みの方はワイズボディケア整体、ワイズはりきゅうへお気軽にご相談ください。
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