坐骨神経痛の本当の原因は「腰」ではなく「お尻の筋肉」だった?
2025.11.11. 更新
坐骨神経痛の本当の原因は「腰」ではなく「お尻の筋肉」だった?

「腰が痛い」「足がしびれる」と感じると、多くの方は「腰の骨(椎間板や神経)」に問題があると思いがちです。
しかし実際には、腰の骨に異常がなくても坐骨神経痛のような症状が出るケースが多くあります。
その原因の一つが——**「お尻の筋肉」**です。
坐骨神経痛=神経の病気ではないこともある
坐骨神経痛とは、「坐骨神経に沿って痛みやしびれが出る状態」の総称です。
原因はさまざまで、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった明確な病変によるものもあれば、
筋肉や筋膜の異常によって神経が過敏になって起こるものもあります。
この後者のタイプが、医学的には「筋筋膜性疼痛(Myofascial Pain Syndrome)」と呼ばれます。
筋筋膜性疼痛とは?
筋筋膜性疼痛とは、筋肉やその周囲の膜(筋膜)が硬くなり、血のめぐりが悪くなることで痛みを起こす状態です。
筋肉がこわばると、筋肉内にある「固有受容感覚(体の位置や動きを感じるセンサー)」がうまく働かなくなり、
脳が「危険信号」として痛みを感じ取るようになります。
このとき、神経自体が傷ついたり、神経が圧迫されているわけではありません。
ただし、神経が“過敏”な状態になってしまうため、
・ピリピリする
・ズーンと重い痛み
・しびれるような感覚
といった症状が、まるで神経痛のように現れます。
炎症ではないため「痛み止めが効かない」ことが多い
筋筋膜性疼痛による坐骨神経痛では、神経や関節に明確な炎症が起きていません。
そのため、痛み止めの薬や注射をしても効果が出にくいケースが多いのです。
「病院で検査しても骨に異常なし」「薬を飲んでも注射をしても変わらない」
——そんな方は、筋肉のこりの中にできるシコリそのものが原因になっている可能性が高いと考えられます。
お尻の筋肉が原因になる理由
実際にこのタイプの坐骨神経痛は、
「車の運転中にお尻が痛くなる」
「30分ほど座っていると太ももや足がつらくなる」
といった、日常の姿勢や動作の中で症状が出やすいのが特徴です。
とくに運転中の姿勢でお尻の深い筋肉に負担がかかるケースについては、
車の運転でお尻が痛くなる坐骨神経痛の原因と対処法
で詳しく解説しています。
お尻には「梨状筋」「中殿筋」「大殿筋」など、坐骨神経に近い筋肉が多く存在します。
これらの筋肉が硬くなると、
坐骨神経が圧迫される
神経のまわりの血流が悪くなる
神経が過敏に反応する
といった状態を引き起こし、結果として坐骨神経痛のような症状が出るのです。
トリガーポイントとは?
筋肉の中にできる“コリの芯”のような部分を「トリガーポイント」と呼びます。
ここを押すと痛みが強く出たり、離れた場所に痛みを感じる「関連痛」が起こったりします。
たとえば——
お尻(梨状筋)にトリガーポイントができると、脛(すね)や太ももに痛みやしびれが出る
腰の筋肉にトリガーポイントがあると、お尻や太ももの裏に重だるさが出る
このように、痛みを感じている場所と、実際の原因となる場所が違うのが特徴です。
そのため、腰や脚をマッサージしても改善せず、「痛みの震源地」=トリガーポイントを見つけることが重要になります。
なぜ筋肉が硬くなるのか?
筋肉の緊張を高める原因には、次のような要素が関係します。
長時間のデスクワークや運転などで同じ姿勢が続く
運動不足で股関節まわりの動きが悪くなる
ストレスや自律神経の乱れによる血流低下
体の使い方のクセ(足を組む、重心の偏りなど)
これらが重なると、お尻の筋肉に負担が集中し、筋膜がこわばって血流が滞ります。
結果として、神経が過敏になり、痛みやしびれを引き起こしてしまうのです。
当院の考える「鍼治療によるアプローチ」
当院の鍼治療は、いわゆる「ツボに打つ」鍼ではありません。
運動解剖学・生理学に基づいた現代的なトリガーポイント鍼を行っています。
筋肉の中にできたトリガーポイント(しこり)に対して直接アプローチし、
その刺激によって次のような反応を引き出します。
神経の過敏状態を落ち着かせる(興奮を抑制)
筋肉のこわばりをゆるめる(緊張緩和)
血流を改善し、酸素や栄養の供給を促進
老廃物や痛み物質の滞りを減らす
このように、鍼の刺激が神経や血流を通じて体の自然な調整反応を引き出すことで、
筋肉の緊張が落ち着き、痛みやしびれが和らいでいきます。
「腰」ではなく「お尻」を整えることがカギ
坐骨神経痛というと、腰のマッサージや腰椎の牽引をイメージする方が多いですが、
実際には「お尻の深い筋肉」を整えることが改善の近道です。
とくに梨状筋の緊張は、坐骨神経の通り道を狭くしてしまうため、
この部分の血流と柔軟性を取り戻すことが非常に重要です。
鍼で深部の筋肉の緊張を落ち着かせ、
その後、股関節や骨盤の動きを整えることで、
再発しにくいバランスのとれた体に導くことができます。
痛みの「震源地」にアプローチするという考え方
多くの方が「痛い場所=原因」と思いがちですが、
筋筋膜性疼痛では痛みの震源地が離れた場所にあることがほとんどです。
そのため、症状の出ている部分をマッサージしても一時的にしか良くならず、
根本的な改善には、正しい原因の特定と的確な刺激が必要になります。
当院では、動作検査や触診を通じて、
どの筋肉が緊張し、どの動きで症状が出るのかを分析し、
“本当の原因”に対して鍼を行います。
まとめ:坐骨神経痛の原因を見極めることが改善の第一歩
坐骨神経痛の症状があるからといって、
必ずしも「神経が圧迫されている」とは限りません。
多くの場合、お尻の筋肉のこわばりによる筋筋膜性疼痛が関係しています。
薬や注射で変化がない場合は、
「筋肉」「筋膜」「血流」「神経の興奮」といった要素を
トータルで整えていく必要があります。
お尻の深い筋肉にアプローチすることで、
長く続いていた痛みやしびれが軽くなる方も少なくありません。
同じ「坐骨神経痛」でも、原因によって最適なケアは異なります。
あなたの症状も、まずは**「どこが本当の原因か」**を見極めることから始めましょう。
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