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足が痛くて10分歩けないのは股関節の問題?

2023.08.06. 更新

坐骨神経痛あしの痛み

症例報告 62歳 足の右のお尻、右太もも裏、右のふくらはぎの痛み

清掃の仕事をしていて、一日1万5千歩ぐらい動き回っている

1カ月ほど前から右のお尻、右太ももの裏、右ふくらはぎに痛みが起こるようになった。

10分も歩いていると、足が痛くて歩けない。

痛くなると少し休んで、その場所にしゃがみこんでいると痛みが治まり歩けるようになる。

掃除の仕事をしているので歩けないと仕事にならないので仕事を休んでいる。

病院のレントゲン検査では、骨の間が狭くなっていると言われ、痛み止めの薬とシップをもらっただけで様子を見ましょうといわれた。

仰向けで寝たり、右側を下にして寝ているとお尻や足が痛くてそのままの姿勢では寝ていられない。

いま姿勢で一番らくなのは、正座して座っていること。

正座も長くしていると足が痺れるので、ずっとはその姿勢で座っていられない。

骨と骨の間が狭くなっていると言われたが腰は全く痛くないのだけれど、いったい私の足の痛みは何なのか痛みと心配で夜も眠れない。

考察

通常は腰が痛くなくても、足に痛みが起こることはよくあることで、股関節の筋肉にコリができて血流が悪くなり、筋肉が過敏になり痛みが起こることはよくあります。

この人の場合は、病院でのレントゲン検査も行っているので特に問題はないと思われます。

腰痛のレッドフラグについて書いていますので以下のブログも参考にしてください。

腰痛だと思っていても内臓の病気が隠れているかも・・・

よく歩く仕事の方などは、股関節に負担がかかりやすいです。

骨盤は体の中心で上からの荷重も受けるし、下からの衝撃も受けるところですから体の中心で大切なところです。

骨盤には股関節があり、曲げたり、伸ばしたり、捻ったりという動作もこの股関節が中心となって行っています。

歩くという動作は、この股関節が中心となり動いています。

推進力の生成
股関節は、歩行中に体重を支えつつ、地面から推進力をえて、これによって体を前に進める力が生まれます。

歩幅の調整
股関節の可動域が十分にあることと柔軟性、安定性が大切で歩幅を調整することができます。歩幅の調整によって、歩行速度や歩行の安定性が変化します。

バランスの維持
歩行中は、必ず片足だけになる場面があります。

この片足になる場面で股関節が硬いと股関節への体重移動がしかっりと行われなく股関節に負担がかかります。

この際、股関節は体重を支えるのですが、股関節にある内転筋という筋力が低下していると支えが効かずに不安定な状態となります。

体の姿勢の制御
股関節の動きは、上半身の姿勢と連動しています。歩行中に正しい姿勢を保つため、股関節は体の安定性を保つのに役立ちます。

歩行は複雑な運動であり、多くの関節や筋肉が連携して行われます。股関節はその中でも特に重要な役割を果たし、効果的な歩行動作を支える要素の一つとなっています。
歩行で足首の柔軟性は大切

例えば
歩く時は必ず右足で地面をキャッチして右足に荷重をし、骨盤が右に回りながら歩くのですが股関節が硬く、背骨の動きが硬いと体重移動が上手くできません。

毎日1万5千歩も歩くと、繰り返し股関節に負担がかかって痛みが起こるリスクがあるわけです。

筋肉、靭帯など切れたりしないかぎりMRIなどの画像診断検査には写りません。

体の評価

当院では初回に姿勢や関節、背骨を動作の評価で診ていき体の問題点を明確にします。

その上で患部の施術を行い、姿勢や関節、背骨の機能を高めるストレッチや運動を行うことでレントゲン検査には写らない患部、全身の問題を解決していきます。

運動と言っても体を鍛えることが目的ではなく、機能を高める運動ですから簡単に女性でも行うことができるのが特徴です。

施術

施術は整体による方法と鍼灸による方法があります。

整体
整体では筋肉をほぐし、血流を良くしながら関節や背骨を整えていきます。

鍼灸
鍼灸の施術は、整体では手が届かない深部に痛みの原因がある場合に有効で直接患部を刺激し血流を改善できることです。

痛みが長引いていたり、痛みが頑固な場合に効果的です。

病院のレントゲン検査で原因が分からない股関節のいたみ、足の痛み痺れでお悩みの方はご相談ください。

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